用語集

上肢

振りが小さい

歩くときに腕の振りが少ない状態です。振りが少ない腕の反対側の足の運動が小さくなっている可能性があります。

上肢

振りが大きい

歩くときに腕の振りが大きい状態。振りが大きい腕と同側の足の運動が小さくなっている可能性があります。

歩行異常

ぶんまわし歩行

歩くときに内側から外側へ足を開いて振り回すような歩き方です。

歩行異常

のびあがり歩行

支えている足がつま先立ちになって歩く歩き方です。

歩行異常

外転歩行

足をつくときに外に広げて着地する歩き方です。外側から内側へ足を運んでいる歩行です。

歩行異常

大殿筋歩行

踵が地面についたときに、体を後方へそり、股関節が後方に反った状態の歩き方です。

歩行異常

トレンデレンブルグ歩行

持ち上げた足側の骨盤が下がる歩き方です。持ち上げた足の反対側の股関節外転筋(中殿筋)の筋力低下が要因が多いです。

歩行異常

デュシャンヌ歩行

持ち上げた足側の骨盤が上がり、体幹が反対側の外側へ傾きながら歩く歩き方です。持ち上げた足の反対側の股関節外転筋(中殿筋)の筋力低下が要因となっています。

歩行異常

プッシャー歩行

地面を強く蹴って、体を反対側に傾けながら歩く歩き方です。

歩行異常

墜落歩行

足をついたときに体が沈み込む歩き方です。

歩行異常

失調歩行

体が動揺しふらつきの強い歩行です。

歩行異常

痙性歩行

足の筋肉の緊張が高くなり、硬い動きになる歩行です。

歩行異常

踵足歩行

つま先が浮いて、踵だけで地面に接地する歩き方です。

歩行異常

ワイドベース歩行

足の幅を広くして歩く歩き方です。両足を体幹の幅より広く歩くことで、体幹の動揺を収めバランスを取ろうとする代償歩行です。

歩行異常

フットスラップ

踵がついてから急速に足の裏が地面に着き、床にパタンと音を立てて歩く歩き方です。前脛骨筋の筋力低下が要因です。

歩行異常

ドロップフット(背屈不全)

歩くときにつま先が垂れ下がり、地面に引きずりそうになる歩き方です。

歩行異常

トゥークリアランスの低下

トゥークリアランスとは「足を空中に運んでいる期間の、つま先と地面の最も低い高さ」のことです。トウクリアランスの低下は、つま先と地面との距離が短い状態です。股関節・膝関節の屈曲不足と足関節の背屈不足が要因となります。

歩行異常

内側ホイップ

足が地面から離れるときに、踵が内側へ向く歩行です。膝が過度に外旋していることが要因です。

歩行異常

外側ホイップ

足が地面から離れるときに、踵が外側へ向く歩行です。膝が過度に内旋していることが要因です。

歩行周期

立脚期

足が床についている期間のことです。

歩行周期

遊脚期

歩くために、足が地面から離れて浮いている期間のことです。

歩行周期

初期接地

踵が床に着いた瞬間のことです。この時、股関節は20°曲がり、膝関節は5°曲がります。

歩行周期

荷重応答期

踵が着いてから足の裏全体が床に着くまでの期間のことです。 この時、 踵で転がり足の裏が徐々に地面についていく機能(ヒールロッカー)が働き、衝撃を吸収します。膝関節は15°曲がり、足関節は5°つま先が下がります。

歩行周期

立脚中期

足の裏全体が床に着いてから、つま先に体重が乗るまでの期間のことです。 足首の関節が回転軸となり「すねの骨」を前方へ傾ける機能(アンクルロッカー)がはたらき、重心を前方へ移動します。

歩行周期

立脚終期

つま先に体重が乗り、踵が上がるまでの期間のことです。 足の親指の付け根が回転軸となり踵を持ち上げる機能(フォアフットロッカー)が働いて、体を前にすすめます。この時、ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)の筋肉の働きが重要となります。

歩行周期

前遊脚期

片方の踵が持ち上がり、反対の足が床についたタイミングから、対象の足の指先が離れるまでの期間のことです。

歩行周期

遊脚初期

つま先が床から離れてから反対の足と交差するまでの期間のことです。

歩行周期

遊脚中期

反対の足と交差してから膝が伸びて、「すねの骨」が地面と垂直になるまでの期間のことです。

歩行周期

遊脚終期

膝が伸びてから踵が床に着くまでの期間のことです。

足部と足関節

回内足

土踏まずが低下し、足首が過度に内側へ傾いた状態の足です(疾患例、扁平足・外反母趾、O脚など)。足の裏の土踏まずが潰れ、足の裏が平らになった状態の足です。扁平足では足が柔らかい状態であるため、うまく前足部を固定できずグラグラになり、バランス不良に繋がります。また、足の前側に体重をかけられず後方重心になりやすいです。足を固定するための筋肉や腱に強い負担がかかるため、痛みの原因となります。

足部と足関節

回外足

土踏まずが上昇し、足首が過度に外側へ傾いた状態の足です(疾患例、凹足、内反小趾など)。足の裏の土踏まずが高く、足が外側に倒れた状態の足です。踵の外側や小指の付け根に負担がかかります。内反足では足が硬い状態であるため、衝撃を吸収できず足の関節や筋肉に強い負担がかかります。

足部と足関節

回内(プロネーション)

足の裏が外側に向き、足首が内側に傾く動きです。いくつかの関節が複合して起こる運動です(足部の背屈・外転・外がえしが融合した運動)

足部と足関節

回外(スピネーション)

足の裏が内側に向き、足首が外側に傾く動きです。いくつかの関節が複合して起こる動きです(足部の底屈・内転・内がえしが融合した運動)

足趾

浮き指

立った時に足の指が地面から浮いている状態です。体重をつま先に掛けられないため、重心が後方に移動しバランス不良の原因となります。

足趾

外反母趾

足の親指の付け根が「く」の字に外側へ変形した状態で、痛みや腫れが生じます。扁平足が原因となる場合が多いといわれています。

足趾

内反小趾

足の小指が内側に曲がり、小指の付け根が外側に曲がった状態です。扁平足や横アーチの低下が原因といわれています。

足趾

ハンマートゥ

足の指の第2関節が曲がった変形です。

足趾

クロウトゥ

足の指の付け根の関節が上に反り上がり、第1・2関節が曲がった状態の変形です。

足趾

マレットトゥ

足の指の第1関節が曲がってままになる変形です。

アーチ

内側縦アーチ

親指側のアーチです(土踏まずの部分)

アーチ

外側縦アーチ

小指付け根〜踵にかけてのアーチです。

アーチ

横アーチ

親指側から小指側にかけての横方向のアーチです。

アーチ

ロウアーチ

土踏まずが低下している状態です。主に回内足・扁平足で見られます。ロウアーチは、足の骨同士の結合が緩くなる為、体重を十分に支えることができなくなります。このため十分に地面を蹴ることができなくなり、歩行スピードの低下につながります。

アーチ

ハイアーチ

土踏まずが高い状態です。主に回外足・内反足で見られます。ハイアーチは、足の骨同士の結合が強くなる為、足のクッション機能が低下します。

つま先の角度

トゥアウト

足のつま先が過剰に外側へ向いている状態です。股関節の硬さや膝、足部の変形が影響します。

つま先の角度

トゥイン

足のつま先が過剰に内側へ向いている状態です。股関節の硬さや膝、足部の変形が影響します。

ロッカー機能

ロッカー機能

歩行時に重心を前方へ移動させるための足関節・足部の機能です。

ロッカー機能

ヒールロッカー

歩くとき、踵が地面についた時期(荷重応答期)に踵を軸に転がり運動が起き、体重を前方へ移動する機能のことです。

ロッカー機能

ヒールロッカー不十分

足がついた瞬間の体重移動が上手くできない状態のことです。つま先を上げる筋力の低下(前脛骨筋)、つま先を下げる動きの可動域制限、太もも前面の筋力の低下が原因となります。

ロッカー機能

膝関節伸展位(ヒールロッカー)

ヒールロッカーの際に膝が曲がらずに足の裏が床に着いてしまう状況です。衝撃の吸収能力が落ちていることを意味しています。

ロッカー機能

アンクルロッカー

歩くときに足の裏がすべて地面についたあと、足首が曲がって「すねの骨」を前方へ傾けて、体重を前方へ移動する機能です。

ロッカー機能

アンクルロッカー不十分

踵から前に体重が十分に移動しないため、重心が後方に残った状態での歩行になります。 足首の関節の硬さやふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)の筋力の低下が原因となります。

ロッカー機能

フォアフットロッカー

足の親指の付け根が軸となり、踵を持ち上げる機能です。

ロッカー機能

フォアフットロッカー不十分

踵を持ち上げる機能が不十分になるとつま先で十分に地面を蹴ることができず、推進力が低下します。ふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)の筋力の低下が原因のひとつです。

内反位

膝関節が外側に飛び出し、内側が離れている状態です。いわゆるO脚の状態をいいます。膝関節の内側にストレスがかかります。

外反位

膝関節が内側に飛び出し、膝同士が近づいている状態です。いわゆるX脚の状態をいいます。膝関節の外側にストレスがかかります。

屈曲位

膝関節屈曲位は、歩くときに膝が伸び切らないで歩く状態をいいます。膝関節の硬さや筋力低下、痛みが要因となります。

過伸展

膝関節過伸展は、歩くときに膝が伸び切ったまま体重を支える状態です。膝関節の筋力低下、関節の柔らかさが影響します。

ニーイン

膝が内側にねじれて入る状態です。

ニーアウト

膝が外側にねじれている状態です。

ラテラルスラスト

荷重時に膝がO脚方向に動揺する異常です。変形性膝関節症などで見られます。

股関節

外側動揺

股関節が外側に動揺する状態です。転倒のリスクが高く、腰痛や股関節痛の原因となります。

股関節

伸展不全

歩行時に股関節が曲がったまま歩いている状態です。円背や股関節筋力不足が原因となります。

股関節

振り出し減少

足の前方への振り出しが減少し、歩幅が減少している状態です。

体幹

体幹側屈

歩くときに体が外側に曲がる状態です。

体幹

側弯カーブ

脊椎が湾曲している状態です。この場合、歩いているときだけでなく普段から曲がっている状態を指します。

体幹

体幹前傾

体がおじぎしている状態です。

体幹

体幹過伸展

背中が反っている状態です。

体幹

骨盤下制

片側の骨盤が下がった状態です。脊椎の変形や足の長さの差が影響している場合や股関節の筋力低下が影響しています。